日々、日常や音楽制作の中で
考えていることをストックする場所。
のなちえの声を聞いてもらえたらうれしいです。
のなちえおんがくのWebサイトを作ってくれたデザイナーの大福理絵さんが、私たちが大事にしている思いをインタビューという形で引き出し、記事にまとめてくれました。
音楽を再開し自主企画のライブを通してやりたい音楽、自分の役割を見つけて進んでいるのなちえさん。
のなちえさんは音楽を感情でつくっている印象ですが、何に心が動きますか?喜びを感じるときはどんなとき?
誰かと演奏してすごい気持ち良い時に喜びを感じる。その人と心が通ってるってゆう意識なんだよね。言葉のない世界で、音を通して心が繋がってる。それがなんともいえない安心感とか、幸福感を感じる。子供の時から言葉がたぶん少し苦手で、だから、言葉がなくても大丈夫な世界に安心のかも。
あとは、質の良い音楽を全身で浴びた時、曲が出来た時、良い音で耳が占領された時。
曲を聴いていると、のなちえさんと一緒に楽器も歌っているよう。どのように曲づくりをしているのでしょうか?
この曲にこの音、楽器が合うかなっていうのはこの料理にこのハーブは合うかな、っていうのに似ているかな。曲が活きるようにつくる。
楽器も生の音を使うことをこだわってやってる。デジタルや合成では生まれない感動が、生音にはあると思う。もちろん、私はデジタルの音も好きやから、聴くのは全然聴くんやけどね。自分でやるなら、生音かな、というだけで。
BGMは、依頼をもらって作るBGMと、定期的に作って販売してるBGM、2種それぞれの作り方があって、依頼をもらうものは相手の要望に応えるようにつくるけど、定期的に作るものは作品として自分たちの音楽として好きなようにつくりたいって思ってる。言葉が難しくて、そのままの意味ではないけど、趣味とか遊びに似ている感じ。それを面白いと思ってくれる人が使ってくれたら嬉しい。
生に勝るものはない、と以前からお話しされていたのなちえさん。今回のライブで感じたことを教えてください!
ライブでこどもたちがステージに上がったり、それを見るおとなたちも楽しんでいる光景を見て、自分がやりたい音楽ってこれやなって思いました。どんなライブにしたいかなって考えていたけど、ステージの上で答え合わせしたような感じ。印象的だったのは「解放された気分になった」って言ってくれた人がいて。私は音楽を聴いているときとかライブに行くとき、その音を全身で浴びながら、まさにあらゆることから解放されている心地よさっていうのを感じてきたので、そういう風に思ってもらえたんや!って嬉しかったです。
私がいつも思うのは、「こどものために」じゃなくて、おとなもこどもも同じで、そこにいるのが当たり前で、それを音楽は全部包んでくれる、おとなもこども心に還るから、みんな同じ場所というか、同じラインというか、そういうところでまた繋がれる感じがする。
たしかに、演者もお客さんも、おとなもこどもも「差」みたいなものがなくなっていくような気分でした。
音楽って、どうとでもとれるし、どう楽しんでもいいし、会場にいるお客さんが何を感じ取ってもらってもいいけど、とにかく音を楽しむ体験をみんなができる場にしたくて。自分ができることって何かなってずっと考えてきたつもりだったけど、今回のライブでそういう姿を見せていくことが私の役割なのかも、と思っているかな。
人と人が繋がる場をわたしは音楽でこれからどんどんつくっていくって決めました。
この記事はのなちえさんにWebをつくるうえで聞いたこと、stand FMでのお話を元に書きました。のなちえさんの音楽、生きることへのしっかりした自分軸を感じました。
ぜひいつか、生音の「のなちえおんがく」を体感してください。
インタビュアー/大福理絵(RIE DAIFUKU DESIGN)
大勢の人になんとなく届くより、少なくても一人一人にしっかり届く方がいい。
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ライブを終えて感じた、私が音楽をする理由。大事なものを見失ないそうになる世の中だからこそ、思うこと。
絵描きの佐上まりこさんをお招きして二人の思う表現活動についてのお話や過去の二人が辿ってきた様々な葛藤や今の心情など20年来の仲だからこそ話せるあれこれを対談。
私が音楽を通して伝えようとしていること。最近考えていることや自分のことなど。
私にとっての音楽とか畑についてちょっと喋ってます。土の匂い、草の匂い、感触を味わう安心感、当たり前にあるものに気づかせてくれます。